初のハマスタ開催、クライマックスシリーズ。
案の定、我らがベイは負けた。
ほぼ想定内ではあったから、そこまで落ち込むことは無かったし、むしろ選手の頑張りだけで、ようここまで戦ったな……とちょっと感動もした。
濱口の力投、ドリスの踏ん張り、ロペス、筒香のホームラン、福留の圧巻9回表の同点アーチ、乙坂のサヨナラホームラン、植田の見事な走塁、良くも悪くもキーマンやった北條w、大和&柴田、糸原の美技……挙げればキリがないほど両軍の好プレーが続出した。
たまたまやけど、2戦目、3戦目、バチバチのゲームを生で見れたのは良かった。
シーズン中、チンチンにやられてただけに、よう踏ん張ったと思う。
(1戦目は見んで良かった。あれ見てたら、多分、一生トラウマになる)
そんな試合の中、感動した選手が1人。
藤川球児。
アメリカから帰ってきて、先発やら、中継ぎやら、色々配置転換があった中で、結局、今シーズンは本来のクローザーに座ってた。全盛期の球速には届かないとしても、キレは健在。
球児の後ろは、最近『おばちゃんパーマ』がめっきり板についてる福原忍w
(写真はシーズン最終戦の試合前の様子)
強い雨の中の3戦目。
8回から2イニング登板。
回跨ぎやったら9回は打てるやろと、高を括ってた。
けど全く違った。
ハマスタに通い始めて数年、これまで聞いたことないくらいに響き渡る大歓声で『圧』を掛けるベイファンに対して全く動じない。
ぬかるんだ足下だけが気になった様子。
見ていた角度が良かったこともあって、球速は落ちても、キャッチャーミットまで真っ直ぐ伸びる『らしい球筋』も見えた。
ライトスタンド上段から見えた『22』は、昔良く見てた、とてつもなく大きな背中そのままやった。
この大一番の球児を攻略出来たら、これからのベイスターズには『大きな財産』になると思たけど、打てるイメージが全く湧いて来なかった。
バッターボックスのニコ・オトサーカに向かって声援を送りながらも、途中から頭の中では、球児の登場曲である『every little thing every precious thing』が流れてくる始末。
見事な投球で抑えきったところでゲームセット。阪神のファイナルステージ進出が決まった。
まさに『これぞ守護神』。
もちろん悔しくて悔しくて、暫く言葉も出んかったけど、『あれをやられたら、しゃあないわ』と割りきれる気持ちもあった。
自分が応援してた頃だけでも、球児は数えきれない程の修羅場を潜り抜けてきてた。久保田の尻拭いをどんだけやってた事かw
あの2イニングは……しゃあなかった。
セーフティーバントとか、ラミレスなりの『奇策』を選んでも、梅野みたいに雨で滑って失敗する可能性の方が高いと思った。
うん、しゃあなかった。
我らが『守護神』山崎康晃も今季、史上最速で150セーブ記録を更新した。
抜群の安定感とまでは行かないまでも、着々と守護神への道を進んでくれてる。『康晃が打たれたらしゃあない』……と思えるようになってきた。
これから先、もっともっとヒリヒリしたシチュエーションで投げ続けて行けば、藤川球児や
大魔神・佐々木のような
絶対的守護神になれると思う。
チームもそのシチュエーションで戦える戦力は揃ってきた。
あと指揮官次第……。これが大問題。
来年も大きなケガなく頑張って貰って、語り継がれるような『守護神』になれますように。
・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・
あ、守護神と言えば個人的には『この人』も外せない。
不甲斐ないチームに喝を入れ続ける『闘神』。