強くても『中身が面白くない』と言われた『落合・中日ドラゴンズ』か、
はたまた、毎回お金を掛けても結果が出ない『読売ジァイアンツ』みたいなもんなのか?
しかし、日本人もフランス人の気質に似てるかも。
リーグアンで圧倒的強さのPSGは、なぜフランス国民に愛されない?
フランスに本物のサッカー文化はない。
――どういうことですか?
「フランスにはイングランドやドイツ、イタリア、スペインのようなサッカーにおける本物の文化はない。そのとき強いチームを応援するだけだ。だがそのチームがひとたび勝てなくなると……。マンチェスター・ユナイテッド戦の後でスタジアムに行く気が失せたPSGサポーターが多いと聞いている。要はクラブへの忠誠心の問題だ」
――とはいえここ数シーズンのPSGは、リーグアン史上最高のチームであるのは間違いないのでは?
「パリのプレースタイルをどう定義するかは困った問題だ。ランスには確固とした独自のスタイルがあった。サンテティエンヌやOMもそうだ。だがPSGは……。
これはリーグアンだけの問題ではない。ペップ・グアルディオラのバルサ以降、突出したスタイルを確立したチームはどこにもない。かつては様々なスタイルの違いやせめぎあいがあった。
たとえばナントスタイル(ジョゼ・アリバスが確立したショートパスのスタイル)には、尊重すべきものがあった。しかし今のナントには、黄色いユニフォーム以外に何も残ってはいない。
今日では技術・戦術的なディテールの違いがすべてを決める。PSGはそのレベルでとてもよく組織され、機能している。そのうえで違いを創り出しているのはムバッペやネイマール、カバーニの個の力であり、しばらく前はズラタン(イブラヒモビッチ)の個の力だった。残念ながら……それ以外には何もないと言わざるを得ないのだからね」(一部抜粋)
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100年以上続くヨーロッパのサッカーでも、とりわけフランスではこんな状況らしい。
確かに今のヨーロッパのビッグクラブはバルサ以外、個性的なチームはあるように思えない。
お金を掛けて、タレント集めて、それに見合うサッカーをする。確かにそれ強くなる為には当たり前。
ただ、随分昔から言われてきてる話やけど、UEFAがそれを利用して、儲けに走るようになったから、
各チームとも、自国のリーグの繁栄よりも、『自チームだけが盛り上がれば良い』傾向を強く感じるようになって来たし、魅力もそれほど感じられくなってきた。
最近はチャンピオンズリーグと堂安律が出ている試合以外、余程のマッチアップがない限り、空いてる時間でしか海外サッカーを見なくなった。
それも流し見。
実力が拮抗してるJリーグの方が圧倒的に面白い……と思てる。
近頃、日本国内でも、おんなじことやってるチームはあるけど、結果は伴ってないみたい。
まあ、そこはご愛嬌。
まだまだ歴史は浅いから、これからのリーグであることは間違いないんやけど、そろそろ……
このチームと言えばこの色で、伝統的にこんな感じのサッカーやってるよね?
って言う個性的なチームがちらほら出てきても良いと思う。
戦術面は、その時代、時代によって変わってくるもんやから致し方ないけど、クラブのポリシーと言うか、伝統的なイメージと言うか……ね。
そういうチームもある気はしてるけど、まだ少ないかしら?
あくまで個人的にやけど、
例えばアントラーズはこんな感じ。
創設当時から、ジーコの『負けず嫌い』を満足させるために『何がなんでも勝つサッカー』。大人しそうに見えて、闘志を前面に出してくる強いサッカー。
真面目か!!(笑)
サンフレッチェはこんな感じ。
財政的なところもありそうやけど、毎年飛び抜けたタレントは少ないものの、全員がチームプレーに徹して、気がつけば勝ってる『手堅いサッカー』。
で、レッズは……
常にアジアを見据えて、タレントを揃えて派手なチームを作ろうしてるけど、肝心なところで雑さが出て、必ず取りこぼす『大味なサッカー』(笑)。
けど、こういう方が見てても楽しいし、愛着も沸く(笑)。
うちらガンバ大阪も、人の事は言えんくらい、全くもって『このタイプ』(笑)。
レッズほど派手な補強はしないけど。
……なんかそんなイメージ。
まあうちは今、再構築中やけど。
確かに強くて負けないチームは安心して応援出来ると思う。
けど、愛着が沸くチームとなるとまた違う話になる。
もちろん『そこそこ強い』のは大前提やけど、ホンマにチームと地域、サポーターが1つになれて、お互いに1つの勝利を共有できる……
そんなチームが増えたらなぁ…と思う。
とは言え、直ぐには難しいやろうとも思う。
各県それぞれの県民性とか、サッカー以外に力入れてるスポーツがあったりとか、色々事情もあるやろうから……。