地下鉄上大岡駅職員のあの『物言い』だけは忘れられない。

地下鉄上大岡駅 初の大規模改修 バリアフリー化

東日本大震災から7年。

ようやくバリアフリー化に動いたかと言うのが正直なところ。

当時、上大岡駅近隣に住んでいた。

普段の生活では、京急バスを利用して、その後、上大岡駅から京急本線、横浜市営地下鉄に乗り換えて、色々な所に足を伸ばしていた。

記事にもあるように、上大岡駅は街の大きさの割りには利用者がものすごく多い。京急本線の主要駅故なのだが。

東日本大震災が起きた後、しばらく節電の為にエスカレーターを止めていた時期があった。

ちょうどその頃、田舎から上京してきた母親を新幹線・新横浜駅まで見送りに出掛けた時の駅員とのやり取り。

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上大岡駅は、地下鉄ホームから京急本線、各路線バスに乗り換えるにはあざみ野方面『先頭車両側の改札』を、カミオなど商業施設に向かうには『最後尾の車両側』の改札を利用するしか上がれない構造になっている。

利用者が圧倒的に多い京急上大岡駅側の改札にはエスカレーターが一基しか付いておらず、それが止まってしまうと、老若男女全ての人が、混みあった階段を『押し合いへし合い』歩くしかない状況だ。

ホーム行きエレベーターも設置されては居るのだが、カミオがある反対側まで行かないと利用できない。

距離にして一編成(6両)分。

120~150mくらいだろうか?

母親は長年リウマチを患っており、杖をついて歩くしかなく、階段を登り降りするのはかなり酷だった。

どうしても階段を使わせる事に対して、不憫に感じたので、無理を承知で中堅らしき駅員さんに頼んでみた。

本当に無理を承知でお願いしたいのですが、身体が動かないので、少しだけエスカレーターを利用させて頂くことは出来ないでしょうか?

すると、その駅員さんは即答。

あぁ、無理です!

いえ、無理は分かってるんです。じゃあ他に階段を使わずにホームに降りる方法は無いですかね?

ありますよ!

向こう側の改札にエレベーターが付いてますから、それを使って下さい。

そう言った後、駅員さんは何処かに行ってしまった。

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幾ら無理でもその態度はないだろう?

杓子定規に『やりません』『出来ません』の態度。

『節電中の為、身体の不自由な方にのみ、お使い頂いているので御理解、ご協力下さい』

とデカデカと掲示して、健常者のプライドを煽るとか、工夫は色々出来るはずだと思った。

関東の人は良い意味で『良い格好しぃ』の方も多いので皆、理解してくれると思うのだ。

横浜の人は都内と違って、公共の場で困っている人を見掛けると、声を掛けてくれたり、手をさしのべてくれる方が多いと感じる。

(自分だけがそう見えるのだろうか?)

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たかだか『2、30段』の階段の登り降りが厳しい母親が、反対側の改札に歩いて行けるわけもなく……。

少し途方に暮れたが、母親は我慢して時間を掛けながら少しずつ降りていった。

周りを見ると、同じ頃合いのご年輩の方々も左右の手摺に掴まりながら登り降りされていた。

クレームとして地下鉄ホームページから投稿してみたが、何の返答も無かった。

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あの時の出来事を思い出させるこの記事。

あれから7年経った。

あれ以来母親も上大岡駅は使っていない。ようやく利用できるような駅になるらしい。

横浜に居を移して、もう20年経つが、あれ以来『穿った見方』しか出来なくなっているようで、横浜市の公的サービスの中で

横浜市営地下鉄が一番『程度』が低いと思っている。

『市役所』も『市営バス』もあんな人に出逢った事がない。

バスの乗り降りの時は、運転手さんに自然と『ありがとうございました』と御礼も言えるのだが、地下鉄の駅員にだけは、未だにその気になれない。

自分もサービス業にいたから、そう感じるだけかも知れないが……。


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