7歳で別居する事になって以来、
今年の夏、初めて長い時間を
息子と一緒に過ごした。
自分の部屋が欲しかったのだそうな。
当時、実家の妹から
『兄ちゃん、あの子おっきなったら戻ってくるで。自分の部屋欲しくなるはずやから。』
と言われてた事を思い出した。
(自分はと言うと、高校卒業して独り暮らしを始めるまで、自分の部屋と言うものを与えられてなかったから、そんな考えに全く至らんかった)
彼は留守番を任せても大丈夫な歳になった。

今回、長い時間過ごしてみて、
自分について新しく気付いた事が幾つかある。
1番大きかったのは自分の『ヘタレさ加減』。
開放的な気持ちと、
父親と長く過ごせる時間が新鮮なのか、
いつになく甘えてくる息子。
そんな中、きつく言わなアカンと思う事を
ちらほら見つけてしまいつつも、
しゃあないなぁ……と許してしまう甘さが。
口煩くなっても言うべきなんやろうなぁ……
と感じつつも何も言えない。
アカンなぁ、ダメな奴や……と深く反省。
相方さんにも、彼には甘いと笑われた。
(長く過ごすとホンマな目につく所が増える)
世のお父さん、お母さん方は
ホンマにすごいなぁと思えた。
毎日一緒に過ごせる反面、
大なり小なり気を揉む事の連続やもんなぁ。

たった1ヶ月やけど、この間に
甥っ子、従姉妹に会いに行ったり、
家族全員コロナに掛かって引き籠ったり、
と濃密なイベント(?)もこなし、
楽しい事、大変な事を経験できた。

とてもおっきい1ヶ月やった。
これからも、そう言う時間を少しでも多く
作って行けるようにせんとアカンなぁ
と感じた次第。