助成金トラブル

知っておくと何かと便利な助成金。

『パートさんを正社員にすると一人当たり○○万円支給しますよ。』とか『パート従業員をキャリアアップさせるために何かしら勉強プログラムを受講させた法人には、掛けた経費の○○%支給しますよ。』by厚労省
まあ、他にも色んな省庁から色んな助成金が出る仕組みがありますね。
けど当然の事ながら、その仕組みをうまく利用して美味しい思いをしようと考える人も居るようで。
私の周りでよく聞いていたのは、高齢者社会の今、需要が高い介護業界での話で、
法人、施設のパートさん向け『キャリアアップ助成金』と正社員向け『キャリア形成促進助成金』のコンボの話です。
(2つとも経費助成金という形。今年度からキャリア形成促進助成金の形も変わったみたいですが)
仕組みとしては、研修会社がクライアント先のパートさんと正社員に
独自で【適当に】作った勉強プログラム』
を正社員とパートさんに受けさせて、そのプログラムに支払った金額に対しての経費助成金を申請、勉強代と同等金額を受け取ってチャラにしましょう、若しくはたくさん助成金を受け取って儲けましょう、と言うもの。
介護職の人数が慢性的に足りていない業界に於いて、各法人もそれぞれ良いサービスを提供したい思いも強いようで……、特に医療的ケアの規制緩和に伴って介護職の方の『喀痰吸引行為』も資格化されたので、その講習へのニーズはかなり高いようです。各都道府県主催で行われている喀痰吸引講習会もありますが、この仕組みは、それ以外で開催されている民間の登録研修機関での講習での話になります。
この2つの助成金は、支払った経費に対して降りる助成金なので、先にクライアントから研修会社に料金を支払います。そしてその領収証を元に助成金を申請するものです。
そのため、『研修内容』は別にして、高い研修費用に設定すればするほど研修会社は多額の報酬をクライアント側から受け取れます。
しかし金額が高くなればなるほど、当然胡散臭さも増しますので、契約締結前には助成金を受け取れるタイミングを記した適当な『時系列表』を用いて、巧みに誘導してくる会社もあるようです。
そもそも申請と言うものは、どのタイミングで通るのか、申請する側で分かるものではありません。しかし残念なことに、講習を受けるクライアント側も助成金を受け取れるならまあ良いか』と言う気持ちになるようです。
ただ本来、助成金が降りるかどうかは、研修会社とクライアント側との取引の間には関係ありません。助成金の受給はあくまでも、クライアント側と労働局との話になります。研修会社からすると『降りようが、降りまいが関係ない』のです。
そうなると研修会社はやりたい放題です更にいうと本来、助成金申請にあたってクライアント先と直接取引しないといけない社労士と研修会社がグルになって、適当な申請をあげる会社や、そもそも申請した事にして裁判沙汰になっているケースも耳にします。
研修会社によっては、個別にマークされて、そこから挙げられている助成金申請の許可しない都道府県もあるので、クライアント側も良く調べてから依頼することが大事ですね。
あ、助成金が降りない都道府県があるのを熟知した上で営業を掛ける会社もあるので、そこも要注意ですよ。

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